6BQ5 シングルアンプの製作

  6BQ5 single amplifier production

     ここでは、自作アンプ1台目の”6BQ5シングルアンプ”の製作記事を掲載します。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

1.真空管の選定

 

 今回製作したEL84/6BQ5シングルアンプが、自作真空管アンプの第1作目である。今回の制作にあたっては第1作目ということで、次の点に重点を置いて設計に取り掛かった。

 

 (1) 初めての設計なので回路はなるべくシンプルなものにする。

 (2) 予算があまり大きくとれそうにないのでなるべく安い真空管を選ぶ。

 (3) 実用に耐えうる出力を持ったものにする。

 

 出力管はいろいろ検討した結果、EL84/6BQ5を使うことにした。この真空管の特徴は次の通りである。

 

 (1) 通販でペア900円というコストパフォーマンスの高さ(SOVTEK製)

 (2) プラマイ7V位のドライブ電圧で最大6W近い出力が取り出せる。

 (3) MT管であるためスペースファクターが良い。

 

 次にドライブ管を何にするか検討した。選定にあたっては下記の点に重点を置いた。

 

 (1) 内部抵抗rpが低いこと。

 (2) 増幅率μが高いこと。

 (3) 安いこと。

 

 これらの事から、ドライブ管には12AT7を使うことにした。この真空管は増幅率が660と大きく内部抵抗は約11kΩと小さい。また一つの球に3極管が2つ入った双3極管であるので、それぞれを片チャンネルづつに分ければドライブ管は1本で事足りる。値段に関しては通販で1本700円という安さである。

 回路はシンプルに2段構成とし、出力管は5極管なのでダンピングファクターの改善からNFBは必要と判断し、10dB前後のNFBをかけることにする。

 

2.初段の設計

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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